岡山での交通事故事情について


交通事故は全国各地で発生しているのですが、発生頻度やその内容などの事情は各地で異なっていますよね。それによって各地の交通事故事情を把握することができると考えられていて、その地域に住む時の参考情報の一つとして重要な情報源とされているようです。

そこで今回は、中国地方にある岡山の交通事故の事情について紹介していきます。


岡山での交通事故の発生状況について

岡山県での交通事故は、平成29年度のデータによるとおよそ5万7千件発生しているということが判明しています。その中でも人身事故はおよそ7千件、そして残りは全て物損事故とされています。このデータは平成28年度のものと比較すると、物損事故の数が増えていますが人身事故の数そのものは千件ほど減少しているほか、わずかではありますが全体的な交通事故発生も減ってきているようです。

ただ全国的な交通事故発生の件数と比較してみると、平成29年度は17位と決して低いわけではありません。

しかも交通事故による死亡者の数も97人と全国でもワースト4位の多さにありますし、高齢者の交通事故被害や死亡事故も増えてきている傾向がみられています。このような交通事故の発生状況から、岡山では1年に2回ほど交通事故警報が発令されるなど県全体に注意喚起が行われた経緯もあります。

そのため交通事故発生のリスクがある地域として、注意が必要であると言われているようです。

岡山県での交通事故の原因

そんな岡山県での交通事故が発生する原因として指摘されているのが、漫然運転です。実は岡山県は交通マナーが悪いと言われていて、事故が発生している原因の多くが前方不注意や安全確認のミス、ハンドル操作のミスなどとされています。

例えば信号が黄色に点滅していると通常であれば減速したり停止すると考えられているのですが、岡山県の場合は止まる必要はないと考えている人が多いという傾向があるようです。そのため黄色信号であってもそのままの速度で通過するケースが見受けられるだけではなく、赤信号になっても何台かは通過するという報告やデータがあります。

場合によっては赤信号で停止してもその後ろから追い越し車線で通過していくというケースも報告されているため、常に走っていなければ危ないという評価もされているようです。ほかにもウインカーを出さない車が多かったり、歩行者や自転車の直近でもスピードを落とさない、パトカーが右折してそのまま右レーンに入ることもあるなど、県全体で自動車の交通マナーが守られていない傾向があるようです。

だからと言って歩行者が交通ルールを守っているのかと言うとそういうわけではなく、堂々と道路を横断したりバイパスの中央分離帯を自転車で走行する姿が目撃されたりと歩行者にも交通事故の原因があるとも指摘されています。

交通事故に関する問題点は交通マナーの希薄さと環境要因

このように岡山県では県全体で自動車や歩行者の交通マナーが悪く、意識の面でも低いことから交通事故が発生していると考えられています。この点に関しては少しずつ意識改善がされてきている傾向があるものの、交通ルールのほかにも飲酒運転が以前から目立っていたり高齢者の交通事故での死亡事故が増えてきているなど課題は多く残されているようです。

また岡山県で交通事故が多いのは運転手や歩行者だけの問題ではなく、道路の整備などの環境要因もあると指摘されています。実は岡山県は非常に渋滞が多い地域として知られていて、この渋滞を避けるために無理な運転をしてしまう人が多いという傾向もあります。

このため県では道路を整備する動きもみられているものの実際に取り入れられているところは少なく、場所によっては何らかの理由で道路工事が中止されているところも見受けられます。その結果道路事情の改善が追い付かず、渋滞が改善されないことで無理な運転をしてしまう人が増えてきているのです。

また岡山県では用水路に転落するという事故が多く、用水路の長さがおよそ4千キロにも及んでいます。この用水路への転落事故と交通事故は実は無関係ではなく、車を避けようとして用水路に転落してしまうというケースも少なくはありません。

このような環境要因もまた、交通事故を増やしているのだろうと問題視されつつあるようです。

県民性も交通事故を引き起こしている問題点と言う声も

ほかにも交通事故を引き起こしている要因ではないかと指摘されているのが、県民性です。県民性はその地域特有の住民たちに見られる性格や行動に関する特徴を指していて、岡山県以外にも各都道府県に特有の県民性があるとされています。

そんな岡山県の県民性として言われているのは、「他人に指図されることを嫌い、自己主張を苦手とする」というものです。このため交通ルールで守らなければいけないという内容を「指示されている」と嫌がってしまう人が多く、自分都合の勝手なルールで運転してしまう人が多いのではないかと考えられていると言います。

また自己主張が苦手なのでウインカーなどを出して自分たちが次にどちらに向かうのかを表現したくないと考える人の多さも、交通事故につながっているという意見があります。ただこれらはあくまでもそのような意見があるというだけで、確実な要因であるとは考えられてはいません。

しかし、このような考え方が運転に反映されている可能性はあるのではないかと問題視されているようです。

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今後の岡山県での交通事故に関する課題

すでに県全体でも交通事故を予防するための対策が実施されているものの、今後課題となっているのは1人1人の交通マナーや交通ルールに関する意識改革だとされています。

特に岡山県では自動車を運転する人だけではなく歩行者や自転車・バイクを利用している人たちも正しく交通マナーやルールを把握しきれていないところがあり、自分たちのルールで運転してしまう人が横行している問題が交通事故に拍車をかけていると問題視されているのです。

このため今後はより交通マナーや交通ルールを把握してもらう機会を増やしていく必要がありますし、何故マナーやルールを守らなければいけないのかという基本的な部分を理解してもらうことが大切だと言えます。そうして他人を思いやるという気持ちを自動車の運転や外での活動で発揮することで、岡山県での交通事故が全体的に減少していくことが期待されているのです。